事業開発部の村木です。
最近、「Ingress 」がすごいですね。多くのユーザーを集めるだけでなく、地域活性化との親和性の高さも注目され、まちづくり・まちおこしとも結びついています。情報やゲームで実際に人を動かすのは意外と難しいというのに、お出かけの原動力を提供しているところがスゴさの一つであるように思えます。
さて少し話が逸れますが、弊社と川崎市宮前区との協働で、まちの魅力を発信する「ぐるっとみやまえ」というコンテンツに取り組みました。その時のインタビュー記事がこちら。
「ぐるっとみやまえ」とは、市民記者によるウェブ上での地域情報発信です。弊社と川崎市宮前区役所との官民協働事業の取り組みです。
この事例から、「Ingress」とは少し違うかたちでも、人を動かす原動力が存在するのではないかと思ったのです。地元を好きであることや、何か発見したいという興味は、地域で人が行動するきっかけになるのではないでしょうか。
インタビューで語られた中で印象的な言葉がありました。
宮前区は観光資源があるとか名所があるというわけではありません。でも視点を変え、切り口を変えてみると、今まで気がつかなかった、素通りしていた魅力が溢れているんですよね。
まちおこし、まちづくりを目的に、「ゆるキャラ」や一時的なイベントは各地で実施されていますが、それだけでは限界があります。そこで生活している市民が地元の魅力を発掘、発信できる仕組みの必要性が、自治体に認められたのが「ぐるっとみやまえ」という事例ではないでしょうか。
市民記者が地域ネタを書く「ジモバナ」
今回は市民が地域の魅力を発見・発信するための取り組みとして、「ジモバナ」について、ご紹介したいと思います。
「ジモバナ」は地域情報サイト「まいぷれ」内にあるコンテンツの一つで、「ぐるっとみやまえ」と同じく、地元の人が「市民記者」となって、地元のちょっとした情報を発信する場です。市民記者による投稿内容は、イベントの参加レポートや地元にオープンしたお店の記事、季節の花の写真などさまざまです。
運営者のメリットは?
「ジモバナ」はまいぷれ事業の運営パートナー様にも導入いただいています。このコンテンツは直接的に収益を上げるわけではありませんが、ポータルサイト収益化に一役買うこともあります。メリットをご紹介しましょう。
まず、地域情報の出口としてのコンテンツが一つ増えます。また、市民記者が投稿によってサイトの情報量が増えていきます。運営者だけで収集・発信できる情報には限界がありますので、ありがたいコンテンツです。
次に、地域内での繋がりを作るきっかけになります。当然、運営者自ら市民記者となることもできますので、地元の情報を集めて取材をする機会ができます。
発展的な事例としては、「ぐるっとみやまえ」のように自治体と連携した実績もあります。自治体との繋がりに関しては、弊社が自信を持っている部分です。
ほかにも「ジモバナ」をきっかけとした営業活動の事例などがあるのですが、ここでは話しきれません。詳しくはお問い合わせください!
このように単なる「お店情報」だけでなく地域のあらゆる情報を集めて発信しようというのが、弊社まいぷれ事業の特徴です。概要やビジネスモデルなどをご紹介した資料がございますので、もしご興味がございましたら、お気軽にこちらからお問合せをいただき、資料をご請求ください。