リスクとは、負の影響でのことあり、また不確実であること自体のことでもある。
こんにちは。フューチャーリンクネットワークの銘苅です。
事業に携わる方、とりわけ組織を経営している方であれば、「リスク」という言葉には常に敏感なのではないでしょうか。
一口にリスクと言っても、ビジネス戦略や市場、法務、社内人材という風に様々な切り口があり、最近では情報セキュリティの観点の重要性も高まっています。
市場動向や事業戦略の観点では、斜陽と言われる業界のみならず、現状維持をしているつもりが実は競合の台頭等によって知らぬ間に衰退している…というリスクは意外と見落としがちです。
とはいえ新しく事業を始めることにもリスクは伴います。
今回は、新規事業を行うリスクについて注目したいと思います。
Phase1:立ち上げできないリスク
そもそも新規事業がローンチまで行かず、プロジェクトが撤退してしまうケースです。
新規事業への取り組みで最も多いのがこれです。それでは、どうしてローンチできないということが起こるのでしょうか。
市場や顧客ニーズが分からないから
既存事業でこれまで接点を持ったことのなかったビジネスに参入しようとする場合、顧客が何を求めているのか、提供しようとする商品が受け入れられるのか、1から情報を集める必要があります。
他社の事例を参考にしようにも、競合から情報を集めるのは一苦労です。
ノウハウがなく0から始めるから
多くの場合、新規事業の立ち上げは社内人材が担います。
市場調査のやり方をはじめ、何をどのように始めるのか、これまでに経験したことがなく試行錯誤というのは当然のことです。
社内の人材に頑張ってもらおうにも人手は限られており、トライ・アンド・エラーを繰り返しているうちに体力切れ…ということが往々にしてあります。
Phase2:収益化できないリスク
うまくローンチができたとしても、収益化できず不採算事業として終わってしまうケースです。
この場合、そこに投資した時間やお金が立ち上がる前に失敗するケース以上に無駄になってしまうという点が問題となります。
市場選びやポジショニングを見誤るから
既に参入している企業も多い市場に新規で参入したにもかかわらず、業界のトップを真正面から狙いに行くのは、市場や顧客ニーズの情報を集めやすく立ち上げがうまくいきやすい反面、既存企業も多いのでなかなか勝ち目はありません。
新規参入ではニッチな顧客層から始めるのが良いでしょう。
また、オンライン化が進んでいるからという理由で自分たちの得意分野を知らないまま全国(あるいは世界中)からお客さんを集めようとしたもののうまくいかないという事例も多く見かけます。
地域活性や地域貢献のようないわゆるソーシャルビジネスの領域に取り組む場合には、そもそもビジネスモデルとして収益化することが難しいという課題もあります。
Phase3:既存事業・体制へのリスク
新規事業の立ち上げから収益化まではうまく行ったものの、今度は既存事業に悪影響が生じてしまうというケースです。
既存事業の衰退を見越して新規事業を始める場合であっても、バッサリと既存事業を切り捨てることはなかなか難しいことと思います。
既存事業とは独立した新規事業でありながら、既存事業と新規事業とで相互作用を生んでいくことができれば理想ですよね。
事業の強みや関係者が見えていないから
新規事業が既存事業の顧客を奪う形になってしまったり、主要な関連会社・取引先からの批判にさらされてしまったりといったことが起こるのは、そもそも既存事業・新規事業それぞれの強みや、関係者の広がりを把握しないまま事業を進めてしまうからです。
前例がない中で、新規事業によってどのような強みが作れ、どのような関係者と関わっていくことになるのかを最初から見通すことは難しいですが、既存事業側の理解を得ることもまた課題となってきます。
弊社が新規事業としてご提案しているソーシャルビジネス「まいぷれ」は、事業計画作成サポートなど立ち上げ時から、ノウハウ提供をはじめとした収益化・事業発展までのサポートがあるので、新規事業に取り組むリスクの軽減のお手伝いができます。
また、「まいぷれ」事業は印刷、広告、IT関連といった業種だけでなく、地域に接点を持つ不動産、飲食店、ガソリンスタンド、携帯ショップなど、20種以上の業種の企業様が取り組んでおり、弊社はそういった企業様123社へのサポート実績もございますので、既存事業との相乗効果を事例ベースでご紹介することもできます。
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