新型コロナウィルスの影響で、ニュースの一つでも見ようものなら暗い気持ちになりがちですよね。そのような中では、新しい事業や起業なんてと思ってしまうのは仕方がないことです。
ただ、経済社会の歴史で真理ともいえることがあります。それは、恐慌時に資産家は生まれるということです。
逆から考えるとわかりやすいかもしれません。
景気が良いときは皆余裕が出始めます。そんなときの新規事業は、大きな間違いがない限り最初はそこそこ上手くいきます。しかし、そういった景況の時は、事業に必要なヒト(人)を募集しても容易には集まりません。資金面では、銀行も借り手が多いために調達が難しくなります。さらには、同業同士のシェア争いや価格競争に巻き込まれます。競争ですり減って、結果、人・モノ・金を得るどころか失うことも多いです。
このあたりが、企業の生存率つまり継続することの難しさなのかもしれません。
ビジネスにおいて、継続=成功していくには?
新たなイノベーションを創っていくことは、世間の動きの反対から生まれます。
例えば、テレビ会議システム。5年前まで対面でこそ営業というのが世の常識で、多くのテレビ会議システムを提供した会社は赤字スタートでした。それが今や一気に逆転し、打合わせはもちろん商談もテレビ会議で行わるのがスタンダードになっています。その結果、テレビ会議システムを提供する会社は、軒並み過去最大の売上・経常利益をたたき出しています。
ゼロリスクで成功できる事業はありません。ですが、このリスクをどの視点で、いつ、のみ込めるかが重要です。
誰もが初めから儲かると思うような時期や事業は、常識と一般論の範疇で終わります。それでは競争の渦につかまり疲弊してしまいます。
つまり、継続=成功する新規事業とは、”荒野を宝の山に変えること”なのです。
新規事業を考えるとき、多くの場合ハードルになるのは、資金・設備・人材だと思いますが、これらを自前で用意しないといけないと思いチャレンジをあきらめがちです。
ですが現在、日本政府は、不況からの早急な回復を支援しようと、保障もそうですが、起業する人に補助金を出したり、制度を改正したりと、起業を後押ししています。世の中にあるサービスや日本政策金融公庫などの仕組みをうまく使えば、最初から人を雇用し・資金を調達し、業務を任せることもできる状況にあります。
リーマンショックや東日本大震災の時も踏まえて見てみると、今回のコロナショックでは、冷静にみると金融業界が破綻したわけでもなく、社会インフラ(電気・水道)も止まっていません。まして、政府主導で、金融機関が積極的に資金を補助・提供しています。
自分で1から大きな資金を貯めなくても、人や資金を調達する手段はあるのです。
まとめますと、新規事業をやるなら不景気の時の方がチャンスは多く、またチャンスを後押ししてくれる仕組みを存分に使えるのはきっと今のような時期であるということ。
そして新規事業で成功するには、リスクを捉え、シンプルにただやるだけです。
景気の急激な変化を迎える時だからこそ、地域の新規事業で”ファーストペンギン”になり、”荒野を宝の山に変える”まいぷれを検討してみませんか?
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