弊社フューチャーリンクネットワークとしてあまり使うことの少ない「FC(フランチャイズ)」というキーワードですが、実際にやっていることは「まいぷれ」というローカルメディア(社内では地域情報サイトということが多いです)の開発・運営とその全国的なFCモデルの展開。
また、「まいぷれ」を通した地域活性化を事業ミッションとした活動になりますので、今回はローカルメディアというキーワードをテーマに書いていきたいと思います。
ローカルメディアとは?
まず、「ローカルメディア」ですが、人やそれを運営するメディアの企業などによって解釈が全然違うことを率直に感じました。コトバンクですと下記のように定義しています。
新聞やラジオ局、テレビ局、ケーブルテレビステーションなど、共同体やその媒体が位置している大都市地域のコミュニケーション・ニーズを満たすことを主な機能とするメディア媒体。
出典:コトバンク「ローカルメディア」
上記の運営元が大手新聞社となるため、表現として”大都市地域”のコミュニケーション・ニーズを満たすとなっているのかなと思いますが、大都市、小規模な地域も関係なく、地域のコミュニケーション・ニーズを満たす機能だと思います。
ローカルメディア運営の目的
冒頭にて、フューチャーリンクネットワークでは地域活性化を事業ミッションとするとお伝えしましたが、地域活性化は「地域の付加価値が増していくこと」と定義しており、そのためには、地域がもつ魅力を最大限に引き出すことが重要だと思っています。
地域のコミュニティが元気で、地域の経済が循環していて、なによりもそこで暮らす人たちや、そこにやってくる人たちが、その地域を楽しみ、誇れるような状態であることが、「地域が活性化している」と考えています。
これらを実現するための機能として「まいぷれ」というローカルメディアの運営しています。
仕事柄、「まいぷれ」を全国に開発するため、当地の企業様・団体様に直接お伺いし、事業内容の説明やローカルメディアの将来性などについてお話をさせていただく機会が多いのですが、その流れで各地にあるローカルメディアを調べてみる機会も多くございます。
せっかくなので、他のローカルメディアにどのようなものがあるのかもご紹介させていただきます。
他ローカルメディアの事例
ちちぶる(https://chichiburu.com/)
ちちぶるさんは、秩父に住む人や秩父で遊ぶ人のためのWebメディアをコンセプトに、観光雑誌には載っていない、隠れた魅力や その土地で育った人でも気づいていない素敵な場所など紹介するローカルメディアで、その土地で活動する人や、お店、イベントなどを題材として、毎月ブログ記事形式で更新されています。
秩父には「秩父夜祭」というユネスコ無形文化遺産にも登録されているお祭りがあり、豪華絢爛な笠鉾・屋台の曳き廻しや、豪壮な屋台ばやし、夜空を彩る花火などが人気のコンテンツなっているで、地元の観光サイトや観光協会、その他のイベント系メディアもそれらに関する情報を魅力的に配信しています。
しかし、ちちぶるさんは、秩父夜祭の本当のメインである御神輿や還幸祭(かんこうさい)という神の御霊を神社に返す儀式(見物客は20人程度)など、地元にいるからこそ出せる情報を発信することにこだわっておられます。
こんな魅力的なローカルメディアが全国にある世界観って想像するだけおもしろいですよね。
ただ、ローカルメディアを運営することはボランティアではできないので、当然収益のことも考えないといけません。ちちぶるさんでは、ローカルメディア単体で収益を上げることが難しいこともあり、WEB制作を仕事で収益を作り、メディア運営をされているとのことです。また、ローカルメディア自体がWEB制作の広告塔の役割を果たしているようです。
参考:Pont!「【ローカルメディアに地元愛はいらない?】「ちちぶる」の編集長が語る”ローカルメディアで成功する秘訣” とは?」」
フューチャーリンクネットワークは「まいぷれ」というローカルメディアの運営自体で収益をつくり、事業継続することをビジネスモデルとして、2000年から運営をしてきました。
主な収益は「まいぷれ」に掲載いただく店舗や企業の記事広告で、その掲載事業者様からいただく月々の掲載売り上げをもとに事業を運営し、「まいぷれ」の開発やバージョンアップなどを行っております。
これらをロールモデルとして、「まいぷれ」をフューチャーリンクネットワークと全国各地域の企業様や団体様とフランチャイズに準ずる形で連携し、全国展開を進めています。
フランチャイズの仕組みを活用することで、フューチャーリンクネットワークがこれまでの経験で蓄積したノウハウや実績、開発したローカルメディアのシステムを共有することができ、参加いただく企業様・団体様は当地での地域活性化をしたいという漠然とした目標を具体的な仕組みに落とし込み、継続するための収益を構築しながら事業として運営することが可能です。
もし、当地での地域課題の解決、地域活性化に課題意識を持つ事業として、その課題に取り組みたいという企業様、団体様がいらっしゃいましたら、まいぷれ事業について概要やビジネスモデルなどをご紹介した資料がございますので、お気軽にこちらからお問合せをいただき、資料をご請求ください。