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顧客価値を踏まえた戦略的なマネタイズ化

弊社のブログをお読みいただきありがとうございます。

弊社は2000年より、地域情報サイトの運営をビジネスとして全国的にフランチャイズ展開をしております。

このビジネスを通して、地域情報を地域に循環させることで地域の活性化を促し、各自治体と協業することで当地の地域課題を解決しております。

地域情報サイトとは、わかりやすくお伝えすると特定の地域に特化したWEBの広告事業です。

収益は、地域に点在するお店や一般消費者向けにサービスを提供する事業者からいただく広告収益をベースとしております。

広告という括りで見ても様々なコンセプトやマネタイズ方法がありますが、そのマネタイズの方法も変化しつつあります。

これを踏まえ、今回のブログでは、マネタイズ方法が変化している事例と要因を紹介しながら、最後に広告事業分野についても解説をしていきたいと思います。

顧客価値とは

これは、顧客が支払うコストに対して得られるメリットがコストよりも高いこと、いわゆる“コストパフォーマンス”です。

皆さまは、話題となっている商品やレジャー施設があったとしても、話題という内容だけでコストを払ってそれらを利用することはまずしないですよね?

商品を購入することで必要であった手間が省けるかであったり、施設を利用することで家族が楽しめて、喜ぶかというイメージをできるか分析し、メリットがあると判断したものに対してコストを支払うと思います。

よって、得られるメリットに対して支払うコストが高いと顧客に判断されれば、利用はしていただけなくなりますし、そのサービスが高額になればなるほどターゲットとなる顧客も少なくなり、顧客価値を構築するハードルも上がると言えます。

また、高額な商品である場合、仮に購入をしていただければその時点でその商品を販売する企業は大きな利益を出せるというメリットがありますが、継続してその商品を利用していただけるかどうかは不透明なので、収益の安定性という部分では企業はリスクを抱えます。

そのような背景から、初期投資を抑え商品やサービスを月額方式で提供することで価値のある商品を多くの方々に利用をしていただき、長期に渡って顧客接点をもつことで収益を最大化させるというマネタイズ方法が生まれてきています。

サブスクリプションモデルによるマネタイズ

上記のようなマネタイズ方法は、サブスクリプションモデルと呼ばれています。

サブスクリプションモデルの代表ともいえるのが、ソフトウェアサービスや音楽配信サービスです。

それぞれのサービスは従来であれば、数十万円ほどする高額なパッケージソフトを購入して利用するか、1,000円~3,000円ほどの料金を支払うことで特定の音楽媒体を買い取るという方法が主流でした。

しかし、現在ではサブスクリプションモデルの、ソフトウェアサービスや音楽配信など月数千円から数百円の月額料金を支払うことで顧客は利用したいだけの分のサービスを利用することができ、不要であれば契約の解除を行うことでコストを支払わずに済む、という形が着実に広まっています。

マネタイズ方法が変化する要因

このようなマネタイズ方法が広まってきている背景には、サービスを提供する企業の戦略も大きく関わっています。

1つには顧客に対する提案サイドの理由で、これまで商品やサービスが高額すぎて手に入らなかった顧客に、この商品やサービスの素晴らしさを提供することです。

もう1つには収益サイドの理由で、顧客から都度ではなく月額方式で支払ってもらうことで、収益を安定させ、より戦略的な投資を長期にわたって行うことができるということです。

広告事業分野におけるマネタイズ方法

このような戦略が成り立っている事例から、弊社が展開する広告市場の変化も、IT広告の台頭による紙面広告の縮小という単純な理由だけではなく、これまでご紹介したサービスのマネタイズ方法の変化が市場の変化に影響しているのではないかと考えております。

例えば、広告を利用する顧客目線でWEBの広告と紙面の広告(フリーペーパー)の利用を比較した場合、紙面広告は原価として印刷や媒体をユーザーに届けるための配送コストがかかるため、1回も広告掲載コストは大きく、最低でも数万円がかかります。

また、紙面広告はユーザーの手に渡った後に保管がされることはほぼ無いため、ユーザーとの接触は1回で終わります。

集客の保証がない広告に対して、紙面広告を利用する顧客は1回の情報配信のために数万円のコストをかけなければならない訳です。

対してWEBの広告の場合、サービスにもよりますが月数千円から利用することができ、紙面広告よりも情報量を多く、さらには継続的にユーザーに対して情報を発信することができます。

月額方式ではあるため、継続してコストを支払う必要はありますが、初回の投資コストを抑えて、試験的に広告を利用という考え方もできます。

どのような広告においての集客を保証することができないという前提で考えると、活用しやすいサービスといえると思います。

また、最近のWEB広告サービスの主流は、グルメや美容系に特化してサービスをディスカウントすることでユーザーを集めることとなっておりますが、広告を依頼する顧客にとっての価値という観点で考えると、ディスカウントされずともサービスが魅力的だとユーザーが納得するようなWEB広告の方が、顧客からしてみればメリットがあります。

そう考えると、広告サービスの主流も今後変化していくのではないかと考えます。

弊社が運営展開する地域情報サイト「まいぷれ」は、お店の情報を集め、付加価値をつけてユーザーにその情報をお伝えすることをコンセプトにしている媒体サービスでございます。

また、店舗に対して提供する価値は情報発信にとどまらず、地域商店同士の交流やビジネスマッチング、地域との接点作りなども提供していることも特徴となります。

本ビジネスにご興味ございます方は、フランチャイズで事業を運営いただける法人・事業者様を募集しておりますので、ぜひお問合せくださいませ。