コロナ禍だからこそ、地元の情報発信が必要
「コロナの状況下で地元の情報が知りたいのに、検索しても出てこない」
そんな課題意識から、2021年に地元の糸魚川市において、独立創業された渡邊様。「まいぷれ事業」参入のきっかけや、事業を通して実現したいことなどを伺いました。
合同会社おらとこリンク | |
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設立 | 2021年 |
業種 | まいぷれ専業 |
運営エリア | 新潟県糸魚川市(人口4万3千人) |
まいぷれ事業運営体制 | 2名 |
創業のきっかけは?
地元のことなのに答えられなかった悔しさ
私は糸魚川市で生まれ、高校卒業後は新潟市で働いていました。その時、新潟市の方から「糸魚川市って何があるの?」と質問されることがあったんです。私はすぐ「何もない」と答えてしまいました。
でも、逆にその新潟市の方から「糸魚川市には、こんな場所があるよね。こういうお店もあるね」と言ってもらえたんです。
「あれ、地元民より新潟市民の方が詳しいぞ」と驚いて…。
そのときにちょっと悔しい想いをしたのを覚えています。振り返ると、「生まれ育ったまちのことを自分は全然知らなかった」という悔しさが最初のきっかけですね。
独立を決意した経緯は?
コロナの状況下で、地元の情報が今まで以上に必要に
コロナ禍で、地元のお店はほぼすべて休業状態になっていました。さらに、自分自身含め、勤務先や自治体の要請により市外に出られなくなった人が多くいました。
今までは隣の市に買い物に出ていたところを、コロナ禍では糸魚川市内で賄わなければならなくなったんです。
その際地元のお店の情報をインターネット検索で調べても、全く検索結果に出てこず、特に「最新の情報」を得ることができなかったんですよね。
地元の方々の「お店の最新情報が分からない」と困っている様子と、お店の方の「お店の情報を知ってほしいのに、どうしたらいいか分からない」と双方が悩んでいる様子をみて、「これは誰かがやるのを待っているんじゃなく、自分が地元情報を発信するしかない」と創業を決意しました。
その後まいぷれ事業を見つけて、「これだ!」と思い、問い合わせをしました。
▲「まいぷれ糸魚川」掲載店前での写真
創業にあたリ不安はありましたか?
最初は何とかなる!という気持ち。安心できたのは本部のサポートがあったから。
もともと、インターネットやSNSが得意な方ではなく、自分ひとりで情報発信に関する事業をすることは難しいだろうと不安感はありました。
しかしまいぷれ事業は、本部による創業支援や事業運営のフォロー体制がありますし、全国の先行参入社の事例もあるため、地元の状況と似たような事例を参考に、事業運営ができます。
「糸魚川市と同じ人口規模だとどうか」という運営事例を最初から聞くことができました。
また、まいぷれの商品機能が、簡単に扱えるものであることも安心材料の一つになりました。例えば、機能の一つで「LINEアプリを通じて、お店側で日々の情報を投稿できる機能」です。LINEは自分自身も普段使い慣れているアプリなので、お店の方に使い方をレクチャーすることも容易にできると思いました。
Qまいぷれ事業の反響はいかがですか?
「確実に地域の情報を届けられている」という手ごたえ
まだオープンから数か月ですが、早くもまいぷれ利用店舗から「新しい年齢層のお客様が来店してくれた」と言っていただけています。
例えば糸魚川市で100年以上続く化粧品店があるのですが、そのような老舗のお店でも、まいぷれをきっかけに新たなお客様が来店してくれたという声をいただきました。そのお客様は特定メーカーの化粧品を買いに来られたのですが、ずっとそのお店では取り扱っていたのにインターネット上での告知をしていなかったために知られていなく、お客様はいつも県外まで買いに行かれていたそうです。
また、まいぷれ糸魚川市公式Instagramも運用しているのですが、そちらでは「まいぷれを見て、糸魚川市の新しいお店に行ってみました」とユーザーさんからメッセージをいただくこともあります。中には県外の方から連絡をいただくこともありました。
このように、本来はもっといろんな方に知ってほしいと思っていた地元の魅力を紹介することで、地元の方や県外の方が糸魚川市を訪れてくれる。結果、地域経済の活性化に携われていることは、とても嬉しいです。
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▲ヒスイレディ認証式(糸魚川市の観光大使ヒスイレディとしても地域活性化に携わっています)
Qまいぷれ事業を通して実現したいことは?
地元で働きたいと思ってもらえる場づくりを
まいぷれ事業を通じて、「自分のふるさとである糸魚川市の魅力を発信できる、魅力的な仕事ができる」という場づくりを提供できればと思っています。
糸魚川市では学生が進学時に市外に出てしまい、その後地元に戻る方が非常に少ないという課題があります。そこで、糸魚川市の若い方がまいぷれ事業に携わり、地元の良いところをたくさん発信し、地元をより好きになる。
そんな人をみて、「自分も糸魚川で働きたい」と感じたさらに下の世代の方々も興味をもってくれる。そんな人たちを受け入れていける会社になりたいと考えています。
地元の方々を巻き込んで、地域を盛り上げようという空気を発信していきたいです。